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2014年11月

2014年11月11日 (火)

お気に入りの増えすぎにご注意

意表を突いたネーミングで発表されたWindows10。その後、かなり盛り下がった展開となっているように感じてらっしゃる方もおられるかもしれません。

 

でも、気のせいです、きっと。

 

皆さん、Windows7で十分満足されておいでなのでしょうね。意表を突いた使い勝手で登場したWindows8/8.1は、企業ではまだ10%の普及率と伝えられます。そして今、私の目の前にはWindows8.1とWindows7のデスクトップ機が並び鎮座しておりまして、このブログを書いているのはWindows7のほうです。見事な紺屋の白袴でございます。

 

さて、かねてより品質に懸念が取り沙汰されて来なかったわけでもないWindowsですが、今日は、この品質に関する話題です。

 

コンピュータプログラムは、アルゴリズムを素直に実装すれば作れる、というのも一つの考え方ですが、工業製品としてのソフトウエア製造ではちょっと様子が異なります。大雑把に言ってしまえば、アルゴリズムは数学の領域、ワン・トゥー・メニーの世界でございます。そして数学的に正しくても、データ数が1個2個と増え、10個を超えるともう計算量が膨れ上がって動かなくなる、そういうのはプログラミングの初級者のみならず、かなり年季の入ったベテランでも、私のように薹が立った仙人のような職人のようなアーキテクトくずれでも、やってしまう失敗といえます。

 

でも、最終的にそういう欠陥をもった製品が世に出る事態を避けるために、大量のデータを食わせる、耐久テストのようなことを行う。だから、製品レベルで、実用に堪えないほど簡単に計算量爆発なんてことは、起こらない、普通は。

 

で、本題です。Windowsに付属するWindows Explorerでは、一つのフォルダに千を超えるエントリがあったとしても、平然と表示する。なんとなれば、c:\windows\system32には三千超のエントリがあり、その表示に遅れは無い。一方、IE11では、お気に入りに千を超えるエントリがあった場合、1分以上動作を停止することがある。内部的にはどちらも同じコンポーネントを使って実装されているのではないかと思うのだけど、IE11のお気に入り表示では、各エントリに対して何らかの付加処理を行っているのでしょうか。1件の処理は一瞬でも、千件超となると、何らかの最適化をしていないと、意外や意外のトラブルとなりうる。

 

要するに、想定外、だったのでしょう。技術者なら、階層化する。ならば、一般ユーザも、一つのフォルダには数十件のエントリに抑えるはずだ、と。じゃないと使いにくいから。だけど、パソコンのユーザには色々の方がおられ、実際の使い方は多様です。もしかしたら、テストの段階での検討がもうちょっと必要だったかもしれません。ソフトウエア関連に従事する者の一人として、他山の石、自戒を含め、ここにメモさせていただきました。

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